介護予防「医学誌にミッケルアート回想法」が掲載されました。
医学誌「メディカル・サイエンス・ダイジェスト」に
ミッケルアート回想法が掲載されました。
掲載内容
「ミッケルアートによる認知症予防の方法」
ミッケルアートには昔懐かしい絵が描かれています。
それを見ながら、
週2回、20分程度使って思い出話をすることで、
認知症の周辺症状が緩和する効果があります。
事例1 「昼夜逆転」の改善
昼夜逆転のある方が、
日中に活動的になり、良眠できるようになりました。
『中学校の絵』を見たことががきっかけで、他のご利用者の話に関心を示すようになりました。その後、
他のご利用者とも馴染みの関係ができたことにより、他のレクリエーションにも積極的に参加されるようになりました。
(介護度5 認知症自立度 IV 寝たきり度 B2)
事例2 「帰宅願望」の改善
帰宅願望のある方が、
集団活動に参加できるようになりました。
ミッケルアートに参加する度に、「目が良かったら編み物や仕事がしたい。涙がでるような話しをしてくれてありがとう。楽しいね。」という発言をされていました。
次第に、
職員の話しを聞いて下さる様になりました。
(介護度5 パーキンソン病 )
事例3 「徘徊」の改善
夜間に
徘徊される方が、
日中に活動的になり、良眠できるようになりました。
昼間に活動的な時間をつくることで、
夜は睡眠をとる習慣ができるようになったと感じます。職員間での意識が変わり、関わりを増やしたり、誰となら相性が良いのかなど考えた結果、
混乱や不安は軽減されたと感じました。
(介護度2 脳血管性認知症)
エビデンス
191名の認知症高齢者を対象に、ミッケルアートの効果検証を行った結果、周辺症状の緩和への有効性が確認されています。(1%有意)
・2013年 日本認知症ケア学会
石崎賞受賞
・2014年 日本認知症予防学会
浦上賞受賞
※平成 25 年度調査研究助成事業全国老人福祉施設協議会 老施協総研
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